GDP 2004 11 14
これは、何度も書いていますが、
GDPのようなマクロ的な統計、つまり、平均値のような統計は、
当てにならない、あるいは、当てにならなくなると思います。
日本は、少子高齢化が進行し、成熟経済となっています。
こうした経済では、限られたパイを奪い合うことになりますので、
勝ち組と負け組に分かれていくことになるでしょう。
たとえば、パソコンは、成熟商品となっており、
以前は、パソコンメーカーは、どこでも儲かりましたが、
今は、そうなっていないはずです。
同じことが、デジタルカメラにも言えるはずです。
以前は、デジタルカメラは、成長商品でしたので、
デジタルカメラのメーカーは、どこでも儲かりましたが、
今は、勝ち組と負け組に分かれてきたようにも見えます。
こうした状況ですから、
平均値であるGDPのようなものは、あまり気にしなくていいと思います。
少子高齢化社会では、GDPのような平均値ではなく、
個別企業を見て判断すべきです。
人口が増えていくなら、
つまり、市場規模が成長していくなら、
大部分が勝ち組で、負け組は少ないと言えるでしょう。